近場を散歩

21日は野暮用があったので半日だけ近場の野山を散歩してきました。まずは、先日お話した幸連沼へ行ってみましょうか。
   

 
大体の位置は分かっていたが、ちょっと行き過ぎて札苅駅まで来てしまった。国道228号線を数百mほど函館方向へ戻ります。どうやらここから入るみたいです。


途中、地蔵堂があった。

 
案内板にはこんな事が書かれており、なるほど立派な杉です。ここでシールドに付いた虫を取って、お地蔵様へお賽銭をあげた。


橋の上で林道走行準備にかかりますが、その間中アブが五月蝿く飛び回っていてあずましくありません。ブ〜ン・ブ〜ンと飛び回るアブ。いつの間にか季節は夏になったみたい。地図ではこの先にも民家があり、民家の間が幸連沼への林道になるはず。

 
北海道新幹線建設予定地があった・・・つまり、この界隈の人は土地を売って(買ってもらって)小金持ちになった方々がいらっしゃるという事でしょうかね。この辺りが幸連沼入り口だと思うのですが、民家の敷地内を通らなければ沼にはたどり着けない様子。

断りも無く人様の土地を通るわけにはいかないので、一応、ご挨拶してから入ろうと思ったら不在です。黙って入るほど神経が太くないのでやめました。なんだか幸先の悪いスタートです。

 
一旦、国道228号線へ出てから泉沢の裏手にある立派な農道を函館方向へ走ります。1km程走って二乃岱という集落から林道へ入る。ここは以前から何となく気になっていた。真っ直ぐ走ると富山という小高い丘のような山に登れるはずなんです。

 
廃屋・・・なかなか味のあるたたずまい・・・その先の林道は、道の真ん中にアヤメが咲いてるので、しばらく誰も走っていない様子。


見事な廃道、約1kmで行き止まり。一番高い所は杉林で見通しも全くききませんでした。2連発でスカ。二度ある事は三度ありますが、つぎ行ってみましょう。続きまして、農道から枕木山荘への道に入ります。


枕木山荘とは国道228号線から5kmほど入ったところにある霊泉の温泉宿。その手前にも気になっていた所がありまして、


まずはこの地図を見て下さい。 伊勢鉢山という山があるでしょう。林道もついているようなので、もしかしたらバイクで行けるかも知れないと思っていたんです。高さも265mある山なので、行ければ行ってみたかった。この辺りのわき道から入ってみましょう。


入った途端、もの凄い傾斜の坂道です。画像ではよく分からないでしょうが、傾斜にして20度〜25度ぐらいはありそうな感じ。距離は50mほどですが、登る自信はありません。自信はないけど、私ヒルクライムが大好きで下見せずに登ってしまいました。半分ほど登ってすぐに“ダメだ”と思った。昔は何度もヒルクライム遊びをしていましたから、その勘が今でも生きているようです。

 
案の定、あと5mというところで停止。仕方が無いので、向きを変えて下まで下ります。やる気で登れば登れそうな気がしますが、どうやらここは伊勢鉢山への林道とは違う感じがする。


歩いてその坂の上を見に行ったら、やっぱり行き止まりで、ただの貯水施設だった。振り出しに戻って、わき道を探します。

 
これが臭い・・・  あたりは野生のアジサイだらけ・・・


入ってみると、地形図の林道と同じ軌跡を辿っているので、どうやらここに間違いなさそう。ちょっと停まって地図を見るとアブの五月蝿いこと・・・廃道ではありますが、順調にTWは前進中。
あれ・・・あらら・・・


いきなり沢地形にぶつかって、その沢を渡る小さな橋が落ちている。
う〜む、TL200やTLM(トライアル用の蚊トンボみたいな軽いバイク)なら何とかなりそうですが、鈍重なTWは無理です。また引き返しとなりました。

さて、お次・・・最初の地図を見ると、伊勢鉢山の右手に沼が見えているでしょう。この沼、幸連沼よりずっと大きいし、もしかしたら魚もいるかもしれません。この入り口の沢を見つけて、行けそうだったら行ってみるのも今日の目的なんです。

 
一旦国道228へ出て、大釜谷川の林道へ


すぐに沢の分岐が見つかりました。地図では、林道から少しヤブ漕ぎをしなければいけないと思っていたけど、釣り人がつけた踏み跡が立派に残っていたので簡単に到着。

 
沢に下りてみると、ヤマメが驚いて逃げ出しています。 小さな川なので魚も小さめですが・・・
この枝沢が名も無い沼の玄関口だと思われます。距離にして1.5km程度でしょうかね。
私の周りにアブに混ざってキイロスズメバチも来てしまった。今まで2度スズメバチに刺されているので、次に刺されたらショック症状(アナヒラキシーショック)を起こしてしまうかもしれない私なので、下見だけで終わり。後は帰るだけ・・・それではつまらない。

 
大釜谷林道は行き止まりのピストン林道ですが、一応奥まで行って見ます。 道はすこぶる良好。約7km地点で林道は終わりのはずでしたが、伐採用の林道が続いている。この先はもちろん行き止まりでしょう。
 
帰り道左手はトラピスト修道院のそばにある丸山。今日はなんだか天気同様、パッとしません。このまま帰ろうと思ったけど、釜の仙境でも見てから帰りましょうか。今日は何処へ行っても中途半端、最後の締めに上磯ダムの奥にある釜の仙境へ行ってみる事にしましょう。ダム湖はかなり渇水している。(現在は23日の大雨で十分な水量だと思われます)釜の仙境は、林道から遊歩道が続いており、そこを下って沢に出ます。そこはまさに仙人が住んでいるような場所でして、仙境と言う名にふさわしい場所であります。

上磯ダムを過ぎ、約5km地点が釜の仙境入口です。
4km地点までは順調に進んでいましたが、なにやら道の先で重機の音が聞こえてきた。


やっぱり・・・がけ崩れで通行止め。今日は何処へ行ってもダメみたい・・・

 
仕方がないから、上磯ダム湖上流の川原で少しだけ遊んだ。ここは砂地なのでTW本来の走りが楽しめる“稀”な場所で、メイト80では全く走れない。こんなに太いタイヤのTWですが、このタイヤの性能を生かせたのは、全走行距離の0.1%もあるでしょうか?


今日の野山は全て不発で終わり・・・しばらくここで遊んでから帰ったのでした。


戻る  HOME  2008年07月22日

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