山菜と林道散策(糸川支線林道)

メイトも夏タイヤにした事だし、今日は醤油漬けにする分のアイヌネギ採りと林道散策に行ってきました。

 
場所は蛾眉野町界隈で、道道41号線から糸川支線林道へ入ってみる事にしました。入り口は分かりづらいく、蛾眉野町を過ぎて道道左側。少し前までは『北国の森』って看板があったのですが、今はその看板もありません。一昨年はTWで逆から入っています。 すぐに入林箱があり、道なりに進みます。所々山菜採りの車が入っているようなので、プーさんなどより自動車の方が要注意です。

 
林道はメイトのノーマルタイヤでも十分走行可能状態で、どんどん高度が上がっていきます。

 
分岐・・・ここは右側が本線。 ちょっと左に行ってみます。 あたり一面アイヌネギだらけ。山菜採りをする人は「秘密の場所」って事で、山菜を採る場所をなかなか他人に教えないものです。私の場合は全くのオープンでして、こうして林道を走り回れば山菜の鉱脈だらけなんで、秘密にする必要がありませんからね。

   
また分岐・・・右が廃道状態ですから左でしょう。 1kmほどでこの道は終了でした。 もと来た道に戻って走ります。するとまた分岐です。ここは左が本線で右は迷路のようになっていて、いまだ未調査の林道でかなりの奥地まで続いているはずです。

 
左の本線(糸川支線)と書いているらしい看板があります。この辺りが一番高い所で、これからはずっと下り坂となり常五郎林道と合流するんですけど・・・こうして見ると走りやすそうな林道でしょう?ところが草の生える季節になると、草ボウボウの廃道同然でTWでやっとな林道なのです。それは良いとして、今回の不安は、これから先の残雪通行止めって事が気がかりで・・・

 
やっぱり・・・かなりの残雪量で深い部分は40cm以上残っている。残雪の状態をよく見てみると、雪の無い左側ギリギリを通行しても20mほどは通行不可状態。折角ここまで来たのに・・・さて、どうするかな?

雪の深さは30〜40cmはあるので、このままでの走行は無理。特にレッグシールドのあるメイトは、それが抵抗になるからせいぜい20cmが良いところなんです。しかも、夏タイヤなので両足パタパタさせて押しながらでも絶対無理でしょう。ここさえ超えれば、林道は常五郎林道までずっと下り坂ですから行けると思うけど・・・しばし雪の状態を観察。

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通常ならこういった状況では間違いなく撤退です。先の分からない状況で、バイクをラッセルさせて進んでも、その先に雪があったら「ハイ・それまでよ」です。ここを登り返すのは困難を極めますからね。

さてと、この距離と残雪なら雪かきすれば何とかなりそうな感じがするので行く事にしました。今回はプーさんにクリスマスプレゼントでもらった、これを使ってみますか・・・思ったより雪が深くて大変でしたが、15分ほどの雪かきで走行可能状態にしました。

 
左側は崖なので、気を付けながら両足パタパタ走行でソロリソロリと前進して通過。私の予感では、まだこの先にも残雪がありそうな気がしま・・・やっぱり・・・ものの500mも走らないうちにまた残雪であります。 また、下見。ここの残雪は30cmほどで距離は15mくらいかな?勢いをつければ10mは進みそうな感じ。残りの5mは、また両足パタパタ作戦で行く事にしました。一旦バックして勢いを付けて残雪に突入・・・思った通り10mほどでスタック。

 
あとは両足パタパタで何とか通過(書くとそれだけだけどかなり大変)。TWなら楽とは言いませんが、それなりに通過出来そうな場所でしょう。二度ある事は三度あるので、まだこの先油断できません。

 
とか何とか思っていたら、また残雪・・・ウ〜ム・一番最初の時に戻れば良かったかな?そんな事を言っても後の祭りですから、ここもスコップと両足パタパタ作戦で何とか通過・・・林道で『癒し走行』するつもりが、体力勝負のラッセル走行とはね。その後もまたまた残雪があり、計5箇所の残雪を走破するのに一時間以上を要してしまいました。

早く常五郎林道に合流して、アイヌネギを採りたいんですけど・・・道道41号線から常五郎林道に合流するまでのわずか数キロに一時間半もかかったけど、ここまで来れば占めたものです。山菜採りの車の数が凄い・・・

 
駐車スペースがある所には全て車が停まっているような状態です。 常五郎林道から糸川林道との合流点そばにある、川沿いの廃道を走ってアイヌネギの鉱脈?へ向かいます。こんな廃道同然の林道でも、山菜採りの車が6台も入っていた。まあ、私の採る場所なら誰もいないと思うけど・・・

 
ここへメイトを停めて数十mヤブを漕ぐと・・・こんな場所にでます。私、ここの景色が好きなんです。

 
アイヌネギは豊富にあるし景色も最高、その上禁漁河川なので魚もいる。言う事ありません。この辺りのアイヌネギは手付かずのままのようで、小指ぐらいの太さの物も沢山生えていました。アイヌネギ採りは30分ほどで終了して、あとはマッタリタイムであります。近くの水溜りがうごめいていたので見てみたら・・・


タマゴがみんな孵っていた。カエルやオタマは嫌いな方ではないけれど、これだけの数はやっぱり気持ち悪い。アイヌネギも十分採ったし、そろそろ帰りますかね。そして、今年はこれが最後のアイヌネギ採りでしょう。お次はタランボの季節であります。その頃には、この辺りも毒虫達がわんさかいるでしょうから、しっかり準備をしないとダメね。


それにしても林道には車が多い。こうして写真に撮ると何も写っていませんが、周りには5台の車が停まっています。
 
今時期の林道は本当に賑やかな事で・・・

                           おわり

 


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