三枚岳界隈の林道と運賀川鉱山跡探訪

 最近とんとご無沙汰していた三枚岳でも見てみるかと思い、軽い気持ちで出かけてきた.。まずは道道41号線から糸川支線林道へ向います。今回のトラックログなんですが、間違ってGPSのデーターを削除してしまったので、ここにアップした5万の地図だけ。『地図』

 
道道41号線から糸川支線林道を目指します。一ヶ月前は、ここは雪の中だったのにすっかり融けていた。

 
この辺りには樹洞があってエゾフクロウが住んでいました。久しぶりに見たらフクロウさんが居なくなっています。居る時にはフクロウさん保護のため紹介しなかったんです。

 
ここもカタクリやニリンソウ、そしてエンレイソウが咲いている。でも、花より団子な私だから、タラノメの方が気になった。

   
糸川支線林道と三枚岳へ通じる林道との合流点到着。ここはまだ食べられそうなアイヌネギがある。

 
さて、三枚岳方向へ向いましょうか。山菜採りシーズンたけなわにもかかわらず、誰もいません。かなりあずましく走る事ができます。


『地図』@分岐到着。ここを道なりに(右)へ進むと三枚岳、左へ進むと毛無山方向となります。この辺りも春の花が目に入る。エゾヤチネズミもチョロチョロ走り回っていた。

 
以前より(10年前ぐらい)道が良くなっている気がする。これなら乗用車でも走行可能でしょう。今年は雪が多かったとはいえ、この辺りの標高は300m程度なので、雪は殆ど無し。


少し走ると4叉路に出ました。画像左へ行くと三枚岳、直進してY字路を左に行くと小平治林道と合流して道道41号線へ抜けられます。『地図』

 
TWの後ろにあるポコッとした山が三枚岳。近くには無線中継局の施設があります。さてこの先は・・・

 
やっぱり残雪があった。四輪車が走ろうとして断念した跡があります。バイクなら谷側の雪の無い所を走れば大丈夫そう。行ってみますか。

 
路面には15cm大の石がある。こういう石が曲者なんです。オットトして谷側に落ちたら大変ですから慎重にTWを走らせる。思ったより簡単に通過し50m程走ると雪が無くなった、反対側(出口側)にもタイヤの跡があるって事は、こっち側からも車が来て断念したって事だから、この林道は通り抜け出来るって事。

 
あとはノンビリ恵山や景色を楽しみながらの林道走行。途中セローとすれ違った・・・流石GW、結構走ってますね。

 
ほどなく板小屋林道出口の看板。ここは道なりの直進。


ダートから路面は簡易舗装に変わると小平治林道も終わりです。

 
出口が見えて、無事道道41号線と合流しました。 この界隈は相変わらず走り易い良い林道です。しかも動物も沢山見かけられたし自然も豊富、ノンビリトコトコ派には良い林道でしょう。


 さて、時刻は14:40 このまま私が帰るわけありません。道道41号線から国道278号線を函館方向へ走る。

 
そしてここ、釜谷町にある釜谷富士手前にある運賀川伝いの林道に入ってみます。ここ運賀川には昭和48年に廃鉱になった鉱山があったそうで、それを探すのが今回の目的。

 
ここはオオバナノエンレイソウが咲き乱れていた。 運賀川の林道に入ると何やら人工的な物が至る所にあった。

 
パイプのようだけど、これは橋として使っているみたい。 川伝いにあるパイプは一体何の為にあるのでしょう。

 
ウンチ発見、これは馬。遠くから見るとハッとするから嫌ですよ。  んっ?前方に何かある。


何だこれ? どうやら社(やしろ)みたい。

 
石碑には青波龍神と刻まれています。社は朽ちている様子。それにしても社から出ているパイプはなんでしょう?鉱山と関係があるような気がするけど分かりません。

 
その先にも人工的な物が多い川です。地図ではそろそろ行き止まりのはずなのですが・・・あれ?

 
踏み跡発見。 これは汐首岬へ続く林道への踏み跡でしょう。地図でも点線で書かれているしね。ただしバイクでは走れません。徒歩でも今時期限定かもしれないような道でした。 川底に亀甲模様の石が敷き詰めれていました。

 
そこから少しで行き止まり。この先にもバイクで行けそうな道があるけど走れるべか? 傾斜がかなりきつ上、ガレている。斜度は10〜15度もありそうな急勾配。メイトじゃ無理、TWでもどうかなって様子だけど、ギリギリ何とかなりそうな感じだから行ってみましょう。

 
画像じゃ良く分からないけど、しばらく急傾斜が続く。TWでやっと、これ以上斜度が上がればTWでも無理でしょう。少し走ると斜度が緩くなり一安心。ここは完全なトレール(踏み分け道・獣道)です。


しばらく行くと分岐が現れた。しかも3つ、どっちへ行ったら良いか分かりません。とりあえず右へ行ってみた・・・道が無くなった。 戻って真ん中の道へ行く。トレールが幾つも分岐して右→左→左と走ってたら、どこが道か全然分からなくなってしまいました。 太陽が出てれば方位が分かるけど・・・ちょっと迷ったみたい。

 
GPSで現在地点を確認すると、さっきの三叉路から80mばかり西へ行っていた。東へ80m戻り三叉路へ戻る。今度は左へ行ってみた。バイクでのヤブ漕ぎを100mばかりすると道が少し安定。ところで地面に骨が落ちてるんですけど、何の骨だろう? 一応、鹿って事にしておきましょう。

 
段々トレールが荒れてくる。もう、トレールさえ分からない程になってしまった。辺りの木々でUターンもままなりません。ここはGPSの出番。流石は近代装備、30度方向わずか20mに汐首岬への林道があると教えられた。

 
確かに・・・ホッと一息。GPSが無かったら、バイクを置いて当たり一帯をうろついた事でしょう。ここから今来た道を戻りたくありません。かといって道道41号線へ出るには25km以上の林道走行を強いられる。う〜ん 時刻は16:40 汐首岬へ行く事にした。


相変わらずの絶景だけど、今回はコソッと国道へ出るのが目的です。アンテナ保守道路へ出てゴメンナサイのゲート脇抜けをします。でもね、あそこのゲートは屈強なんです。通られなかったら、25kmの林道走行をして蛾眉野へ抜けるつもり。

 
保守道路を静かに下る。あれれ、ゲートに来たのは良いけれど、簡単に脇抜け出来てしまいました。すんなり脇抜け出来たので無事国道へ出てこれにて終了。『地図』


 あとがき

三枚岳界隈の林道は乗用車でも走行可能でありますが、残雪のため、もう少し開通には時間がかかると思います。

運賀川鉱山は結局見つけられず、副産物として汐首岬へのトレールを見つけてしまいました。ただし、時間が無かったとはいえ、汐首岬のアンテナ保守道路を通って帰ったのは我ながら反省でした。


戻る  HOME    2010年5月3日 

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