三毛別羆事件跡探訪1

 今回、100円貯金旅行を利用して、苫前町三毛別羆事件現場を訪問した。

   

事件現場を見る前に、まずは三毛別羆事件の資料がある、苫前町郷土資料館へ寄ってみます。

     
 

郷土資料館に入ってすぐに昭和60年に射殺された「渓谷の次郎」がお出迎えしてくれた。この羆の体重は350kgという事だから、羆事件の羆と同じような大きさだと思われます。剥製なので小さく感じられるが、生きた羆ならその迫力で、かなり大きく感じるはず。


資料館へ入って左半分は、ほとんど羆事件関係の展示。羆の剥製がいたる所に置いてあった。中でも一番見たかったのが「北海太郎」の剥製。

 
生涯102頭の熊を仕留めた大川春義氏(事件当時、春義氏は7才。被害に遭った人に対し、1名につき10頭の羆を退治することで犠牲者の霊を慰めようと誓いハンターになったそうです)のご子息である大川高義氏に8年がかりで射止められた幻の巨熊の北海太郎がこれ。なんと500kgもある巨羆で、後足の幅27cm。私が野山で見た一番大きな足跡でも、せいぜい20cm程度で普通は15cm前後(メスは最大でも約15cm)ですから、いかに大きな羆かが分かると思います。

 
その他、当時の新聞記事や羆事件の小説「羆嵐」(吉村昭)が連載された雑誌、羆嵐を漫画化した雑誌や羆に関する本。当時の現場部落の地図や現場詳細図等々が展示されていた。

 
そして、これは羆事件現場「太田家を襲う羆」の再現らしい。史実では最初の襲撃時、太田家(熊嵐では島川家)にいたのは、女性と子供。二回目の明景(みよけ)家襲撃時はもっとたくさん人がいた筈だけど・・・細かいツッコミは無しにしておきましょう。ちなみにこれ、老人クラブの製作だそうです。

 
ライフルの弾丸は先端を銅合金で覆わず、鉛を剥き出しにしたものだった。これなら殺傷力が高いでしょう。

 
他にも熊の糞各種など展示されていた。(これは生で見るからどうでもいい)

 
別の部屋には、三毛別羆事件以外の苫前町の歴史や古い農機具が展示されていますが、今回は関係ないので割愛します。

資料館奥へ行くと、建物の外周に沿った細長い部屋(廊下)で「特別展(六線沢再現展)」が行われていた。素人感ありありのジオラマですが、一生懸命作った様子が伝わり、事件現場周辺の家屋を再現していた。

 
被害が出た太田家と明景家のジオラマ。

 
こんなところで苫前町郷土資料館の見学終了、次は事件現場へ行ってみます。


苫前町郷土資料館
苫前郡苫前町字苫前393番地の1421、0164-64-2954
5月1日〜10月31日のみ開館、10:00〜17:00、月休、夏休み期間中は無休、大人300円

公式サイトはこちら


  三毛別羆事件跡探訪2へ

  戻る  HOME   2010.07.18
inserted by FC2 system