夏路(サックル)林道

 今回は八雲町から今金町へ通じている林道を訪れてみましょう。林道の名前は『夏路林道』と言いまして、サックル林道と読む?

『サックル』とは「サク・ル」(夏の道)というアイヌの言葉です。その昔、八雲町と今金町を往来する時に使われた『夏の道』という意味ですね。地図で見てみると、八雲側、今金側両方にサックルベツ川という名の川があるのもそのためでしょう。ちなみに『サックル』というアイヌ語の地名は、八雲町だけでなく全道各地に点在しており、たとえば早来町(はやきたちょう)、これもサックルと言う言葉を漢字に当てはめた地名です。

さて、11月に入って一段と寒さを増してきた昨今。今朝の函館はTW車載の温度計で6℃・・・寒い。まずは国道5号線を北上し、八雲町を目指します。八雲町に到着すると気温は更に下がって2℃しかありません。

   
時刻は8:20 朝靄が綺麗ですが、ユウラップの山々は白い物が乗っかっています。私は真冬装備の着膨れダルマで走って来ましたから、『寒さ』はあまり感じませんが橋の上や日陰の路面がブラックアイスになってやしないかとかなり緊張気味でした。

 
八雲町の外れ、上八雲到着、上八雲の外れ、セイヨウベツ橋を渡った先にある林道が起点です。

   
橋の下には、まだシャケが遡っていました。林道に入った途端、左側にミステリーサークルみたいな物が・・・誰かの洒落かな?

 
今回のこの林道は、今金町まで高架線が2本通っています。それが道案内役をしていますから、迷う事もなく走れるはずです。

 
道は直線が多くその先にはカーブ、そしてまた直線と続いている。直線でスピードを出し、カーブでバッタリとプーさんに遭うという、お決まりのパターンが予想されるので注意して走りましょう。

 
なにせ、林道のいたる所にこんな物が落ちていますからね。 今年は山ブドウが豊作のようでウンチの色も赤い色が主流みたい。
しばらく走っても林道は全く荒れておらず、幅員も4mほどあるし、路肩の笹も綺麗に刈られ予想以上に立派な林道です。
5キロほど走ると右側に年代物の鳥居が見えてきました。朽ち果てた神社のような物も見えます。そこから50mほど先に分岐があり、真っ直ぐ走るのが支線のようで、右折するのが本線の夏路林道。

 
道標も最近立てた物のようです。 さあ、夏路(サックル)林道を走りましょう。

 
夏路林道の道標を過ぎても路面は良好です。いえ、良好というより乗用車でも楽に走れるぐらい立派な道なんで、少し拍子抜けしながら走っています。ここも長い直線、その後にカーブが続きます。そして、これだけ見通しの良い林道も珍しいかもしれません。
 
高架線が右手にあったり左手にあったりと、山奥にも関わらず人間界の香りがするのが玉に瑕と言えますがね。右手そばにはキムンタップコップ岳があるのですが、写真撮るの忘れちゃいました。その向こうにはトワルタップコップ岳っていうアイヌ語の山が連なります。この界隈は、元々アイヌ民族の土地なわけで、ペンケルペシュペ川、ポントワルベツ川、ピラマウントウシナイ川クオペタヌ川等々初めて聞いた人は一回で覚えられないような名前ばかりです。

 
しばらく走ると前方にY字路が見えてきました。 ここで夏路林道が終わり右が奥富林道になる。
ここから奥富線走って今金町に出ましょう。

 
地図では、全工程の2/3は終わっているはずですが、まだまだ油断しないで走らないと・・・なにせ、景色最高の林道ですが、いたるところで動物園の臭いがするんです。先ほどのY字路が峠の頂上だったようで、林道は下り坂となってきました。

 
この分だと最後まで路面はフラットな快適林道の予感がしてきます。相変わらず、直線そしてカーブと続く林道です。

開けた場所がさらに多くなって快適そのものです。気温も10℃を越えてきて、少しだけポカポカしてきました。なにせ今は11月、ここまでバイクで来るために、かなりの厚着をしています。上はジャケットの下にフリース二枚、その下には何やらよく分からない新素材のシャツと下着です。下もモンベルの登山用新素材モモヒキタイツの上に、いつものように痔対策の革パンその上にオーバーズボン・・・こんな格好なので少しぐらいの寒風はへっちゃらですが、気温が10℃を超えると流石に暑くなってきたので一枚ずつ脱ぎます。

 
おくとみ橋に出ました。地図によると、この橋を渡るとそろそろ今金町の国道230線も近いみたい。 橋の下を覗いて見ると、川原の石に苔が生えているでしょう?これは、雨が降っても増水しづらい保水力のある豊かな森があるという証なのです。

 
なんだか走っているだけで癒される景色です。

 
おっと、とうとう牧場が見えてきました。ここで夏路林道は終わりとなり、すぐに後志利別川を渡る橋に出る。

 
国道230線今金町側からは、この看板を目印に入ればいいのか・・・最初は苦労する林道かと思っていましたが、これほど楽で癒される林道も稀ですね。 良い意味で当てが外れました。さて、時間もあるので、もう少しこの界隈を散策しましょうか・・・
てなわけで、今金町唯一の観光地『オオシュブンナイ』の滝を見てみましょう。
滝への入口は、夏路林道から国道230線に出て、2キロほどピリカ方向へ走れば、右側に看板が出ています。

 

 
直線が終わりシュブンナイ橋にさしかかりました。 橋を渡っていると、またまたこんな物が・・・
ちょっと古いけど、橋の上でもプーさんはウンチをするようです。

 
 オオシュブンナイの滝へつづく


戻る  HOME  2007年11月04日

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