黄金の滝

 昭和60年の事、上ノ国町には『黄金の滝』という名の滝があり、昔、砂金を運ぶ際、誤ってこの黄金の滝に落としたという話を友人がしていた。そして、黄金の滝のある石崎川は砂金が取れており、黄金の滝のそばにある黄金山では、金を掘っていた跡の穴がたくさん残っているらしとの事。

 そんなわけで、友人三人で上ノ国町にある『黄金の滝』と『黄金山』探索に行きました。結局、金など見つけられるはずもなく無駄足に終わりましたが、国道から約18km奥地にある『黄金の滝』は深山幽谷、まさに仙人が住んでいそうな素晴らしい場所でした。そして現在『黄金の滝』を見たくなり四半世紀ぶりに再訪してみます。


黄金の滝へは、石崎松前林道の石崎側のここから入ります。途中、中外鉱山跡を通り過ぎますが・・・ちょっと寄り道しましょうか。昭和61年に廃坑になった鉱山で、当時は人口1500人以上が住み学校、病院、郵便局などがあり、一つの町になっていましたが、現在は無人地区です。
   
   鉱山跡                                  坑口跡

 

 
 集会場でしょうかね。                        学校と体育館跡。

寄り道はこれぐらいにして、先に進みましょう。
 
まだ路面は舗装なんですが、もうプーさんの落し物があります。 第1ゲート到着。
国道から約6.5km地点にあるこのゲート、今日は開いていました。

 
このゲートの少し先からいよいよダートとなります。約8km地点、石崎松前林道と黄金の滝に通じる二股林道の分岐到着。


石崎松前林道のゲート。 いつものように、ここで林道走行の準備をしていたら一台のオフロードバイクがやって来た。山口ナンバーの方で、お話をしたら松前に抜けたいとの事。ゲートは閉まっているから通れませんが、まあゴメンナサイすれば?通る事はできるので、あまり教えたくなかったけど、せっかく山口から来たんだし迂回ルートやエスケープルートそして、これから先にあるゲートの数と場所などを教えちゃいました。 さて、私は一応入林箱のノートに記載するのが常なんですが・・・

 
ここの入林箱のノートは白紙です。それでも一応書いておきましょうね。 さあ黄金の滝へ向けて出発です。23年前同様、黄金の滝へ通じる左股林道は、しっかりメンテされとても走りやすい道です。

 
こんな崖っぷちにある林道ながら落石一つありません。結構予算が出ているんでしょうね。


2kmほど走るとトラックが一台やってきた。どうやらこの先で工事か何かをやっているのでしょう。またダンプが一台やって来る・・・ダンプが走るとは、この先も道がしっかりしている証拠です。私がダンプを避けるために路肩にバイクを停めてダンプをやり過ごそうとすると、ダンプの運転手さんが声をかけてきた。

 ダンプの運転手 『この先、どっち行くの?』

 私   『・・・』黄金の滝と言っても分からないだろうし、何て言ったらいいかな?

 ダンプの運転手 『この先、道が分かれていて直進が工事中で通行止めだよ』

 私   『あ、分かれ道を右です。橋があるでしょう?その方向へ行きますよ』

 ダンプの運転手 『なら大丈夫、通れるよ』

 気さくなダンプの運転手さんのおかげで、この先にある天蓋股(てんがいまた)の分岐までは道が良さそうなのが分かった。

 
その先も路面は良好なんですが、時々大きな水溜りがあります。泥水なのでこの水溜りの深さが分かりません。
まあ、ダンプが通るのですから大丈夫だと思って入ったら予想以上に深くてビックリ。40cm以上はあるでしょうか?
エンジンガード上まで水没する深さです。 そこから約2km進むとポコッした山が見えてきました。
 
この山、覚えていたんです。この山が見えるともう少しで分岐があり、そこを右折すると黄金の滝への林道なのです。

 
分岐到着、ここが天蓋股(てんがいまた)と呼ばれる場所です。さて、黄金の滝へ行く前に、この天蓋股というヘンテコリンな名前の由来を調べてみましょうかね。この川は、左股川とぶつかるもう一つの川との合流具合に特徴があるようです。つまり、普通の川はT字型に二つの川が合流するのに対して、左股川に合流する川がYの字型に合流している。そして左股川は直進している。

 
地形図で見た通り、川がΔの流れになっています。昔から天蓋股なんて名前があるのでしょうから、この地形は洪水でも変わらずにΔ型を保っているのでしょう。これで天蓋股の謎は解けましたが、残念な事が一つ。帰り道にこの分岐を直進して秘湖『桂沼』を見てみようと思っていたのですがダンプの運転手さんが言っていたように、通行止めなので諦めるしかありません。


桂沼はオマケみたいなものですから、まずは黄金の滝を目指しましょう。

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