桂沼→黄金山の林道 

 去年、小森→天蓋股の林道へ行った時、上ノ国町小安在地区から、桂沼経由で天蓋股方面へ出られる林道が健在だと知った。今年は25年ぶりに黄金山の林道(廃道)を通ってみる事も予定していたので、合わせて見に行く事にしました。
 その上、sakagさんが黄金山へ登られた際、黄金山へ通じる林道も復活したとの連絡を頂き、それなら簡単に黄金山界隈の林道も走れるべと思い、ちょっと軽く考えて出かけてみた。

   
上ノ国町小安在地区到着、滝沢小学校の看板が入り口の目印。国道を右折(江差側から)して右手に現れる分岐に入ると後は一本道。

 
しばらく畑や田んぼを見ながら走ると、孫八高山林道へ入ります。ここから少しの間、舗装路となり距離を稼げる。とはいえ、パンダみたいにタケノコを食べた?プーさんのウンチが点在してるけど・・・ その舗装もすぐに終わり、ここから本格的なダートとなります。路面は至って良好なので乗用車でも通行可でしょう。右手に高山(という名前の山・低いけど)を越した頃から鬱蒼とした林道走行。

 
孫八高山線の桂沼看板到着。ここにはチェーンがかけられています(自分で外せば通行可能)。 今日は暑いから革のモトパンだと結構キツイが、上はメッシュジャケットだから快適と微妙な感じ。林道での低速走行とはいえ、風が当たれば涼しくなり、止まって写真を撮ると汗がジワッと出てきます。

 
路面が良いから飛ばそうと思えば飛ばせます。まあ、日向ぼっこしてる爬虫類も何匹かいたので、とっさに避けられればね。

 
高度が上がって来ると、上ノ国町寅の沢地区が遠くに見えました。いまだ、路面は良好で、危険箇所はピンクテープが付けられたここ一箇所のみ。

 
暑い中、やっと桂沼への分岐到着、ここは標識通りに左へ。この林道は標識が多いので、2.5万の地図を載せなくても間違えないから簡単な地図しか載せません。『地図』

 
分岐を少し進むとすぐに桂沼入り口の分岐、右折すると桂沼。

 
脳ミソトコロテン化してる私だけど、この場所を見てすぐに去年の事を思い出した。ここから50mばかり先にプーさんがいた事を・・・

 
さて、桂沼への分岐に入ると辺りの風景が一変しました。路面にはプーさんのウンチが点在してるし、最近走ったタイヤの跡は皆無。去年同様、林道はイタドリに覆われて視界が悪いので、低速でオズオズと進む。時々、画像を撮る気にもならないようなプーさんの掘り起こし跡や"ここから出てこっちへ抜けました”みたいなフキやイタドリの倒れた跡だらけ。

ご本尊が居ないとはいえ、何時コンニチハしてくるか分からない感じ。私の鼻レーダーには、まだエコーが返って来ないのが救いといえば救いです。分岐から約2km程で桂沼入り口のはずなんですが、その距離が実に長く感じます。やっと、廃道状態の道から桂沼入り口の看板到着。

 
ここからキツイ登りが300mばかり続いたあと行き止まり。 25年前、こんな立派な案内板も無く、今以上の廃道を2.5万の地図を頼りに沼から流れる沢を詰めて桂沼へ至った事を思い出しました。2年前、sakagさんが桂沼を訪問した時、立派な遊歩道があるとの情報を頂いてましたが、現在は見つけられませんでした。おそらく、あれから殆ど訪れる人も無く廃道どころか自然に帰ってしまったみたい。

 
かろうじてフキや笹を掻き分けて「これかな?」という踏み跡を進んでみたけど、途中で濃密な笹で前進出来ません。GPSを頼りに無理に進んでみたりしたけど、足元が見えない上、ダニだらけ。 一旦、バイクを停めた所へ戻り、遊歩道を使って桂沼へ行くのは諦めて、一番高い所から沼を遠望しようと思ってヤブ漕ぎしてみた。

 10分ほどスッタモンダしたけど、全然沼が見える気配なし。おまけに気温は30℃以上、バイク装備なので汗だく・・・山屋さんなら何でもないヤブ漕ぎでも私には無理。25年前に見た事だし、残念ながら今回は諦める事にしました。それにね、分岐からここまでのプーさん感一杯の林道走行で、すっかりエネルギーが無くなっちゃったんです。

 
戻るとなると早いもので10分もかからず分岐到着。途中、右手のヤブがガサついて、私から離れて行ったような気がしたけど、気がしただけって事にしておきます。

 
お次は天蓋股を目指しましょう。あらら・・・ここも桂沼同様、真新しい落し物だらけだけど、知らん振りして前進。前回も思ったけど、天蓋股へ出る去沢川までの林道が嫌な感じです。


去沢川に出て、しばらく進むと天蓋股です。『地図』

 
相変わらず渓相の良い川であります。ここでお昼という事で大休止。今日は土曜日にもかかわらず誰もいません。昼食後、黄金山の林道(澄川林道)を目指します。

また、25年前の古い話になりますが、当時の林道メモには、黄金山への林道走行時「澄川林道」という看板が左手にあったと記録されている。sakagさんの情報で、林道が新しくなったのは嬉しい事なのですが、当時の林道が復活したものなのか?それとも新たに作られた物なのかが気になる。ここから澄川林道までは、黄金の滝訪問の際に通ったから分かっているといえ、地味に遠いんです。

ん? 途中、私の“勘レーダー”が働いた・・・誰かに見られてる気がする。バイクを停めて様子を伺ってみた。別になんでもない・・・か。でも、やっぱり何か感じる。林道脇の茂みに隠れてジッと息をひそめている気がします。

 
おそらくキツネさんだと思ったら、案の定キツネさんが前方から飛び出してきました。

 
途中、カワセミと爬虫類1匹に出会って黄金山入り口到着。確かに林道が復活していました。ワダチの感じからすると、去年林道の整備が行なわれたみたい。早速、林道へ入ってみましょう。夏草に覆われている箇所もあるが、林道は車でも十分に入れる幅員があり、とても走り易い状態です。

 
ブルが入って落石箇所もしっかり整備されていた。こんなに良い状態でも、手入れされなければ来年には落石の為に通行困難になるかもしれませんがね。 さて、今回は黄金山へ登るのが私の目的ではなく、25年前に通った林道がこの道かを調べてみるのが目的なんです。

 
少し走ると『澄川線』の標識発見。どうやら間違いなく、当時の林道が復活している様子。その先には、林道メモでは入り口から1.5kmほどで分岐があるはず。

 
1.5km地点あたりに到着して探してみると、やっぱり廃道の様子。画像ではただの雑草しか写っていませんが、道らしき痕跡がしっかりあった。少しだけ前進してみる・・・やっぱりダメ。 とてもじゃないが走れる様子じゃありません。本線に戻って先に進みます。途中に廃道やら、しっかりした分岐が数箇所あります。記憶ではもっと分岐があって迷路状態だったけど、現在まともに走れるのは一箇所の分岐だけみたい。両方走ってみたけど、殆ど成果なし。

 
林道終点近くから、笹が綺麗に刈り払われて、植林作業が行なわれた形跡があるくらいかな?残念ながら、タケノコの時期を逸してしまったようで、みんな大きくなっていた。採るなら2〜3年は労せずして幾らでも採れる場所でしょう。

今回は、黄金山近くまで林道が続いているのが分かりました。記憶違いでなければ昔は黄金山(785m)の先にある(816m)地点のすぐ脇の見晴らしの良い場所までまで行けた記憶がありますが、今はすっかり自然に帰ってしまい何もありませんでした。

今日はここまで!戻って黄金の滝入り口にある林道渡河地点でも見てから帰りますか。『地図』

 
あれ、川のそばにブルが停めてあった。これで林道を復活させたのかな? ここで小休止、帰りは天蓋股から早川(中外)鉱山跡を通って帰ります。

 
長い林道走行のあと、石崎松前林道との分岐到着。相変わらずゲートは閉まっていた。梅漬峠同様、開ける気ないのでしょうね。路面も舗装に変わり早川鉱山跡通過。新聞に出ていた通り、小学校の校舎や近くの建物が取り壊されて更地になっていた。

 
あるのは廃墟と化した焙焼炉だけ。 あとは函館まで約100kmのツーリングで今日はおしまい。

あとがき

今回は、25年ぶりの桂沼再訪を楽しみにしていたが、沼を見る事が出来なくて残念です。しかし、プーさん感一杯だった林道を無事通れたから良しとしましょう。そして、黄金山への澄川林道が復活した事で、25年前の記憶が蘇り、楽しい思い出の一時を過ごす事が出来ました。 


戻る  HOME  2010年06月26日

inserted by FC2 system