糸川林道(白樺の樹液編)B&(ブタ遭遇編)


プーさんに遭遇して予定変更を余儀なくされてしまった。まだ時間はお昼前です。
折角だからこの辺りの林道も見てみましょうかね。

   

大船松倉林道から国道278号線へ出る手前にある下大船林道に入ってみます。入り口には大きな砂防ダムがあり、この滝は島牧の名瀑『賀老の滝』っぽい?(ウソ)少し奥へ入って見ましたが、これといって収穫なし。それじゃ、来た道を空戻りしましょう。


途中、矢別ダムの手前右側(南茅部側から見て)にある笹子屋林道も入ってみた。この林道は行き止まりではありませんが、また元の場所のすぐ近くへ出てしまう林道なんです。

 
少し走るとやっぱり残雪・・・メイトを停めてみた。 サイドスタンドを立てなくても轍のおかげで直立状態。この先を走れるとも思えないので、すぐに撤退します。お次は矢別ダム湖に流れ込む汐泊川を渡る橋。

 
この先の林道を進めば『白樺の樹液おじさん』の山へ行けるのですが、まだ早いでしょう。たしかにメイトでも走れそうに見えるけど、この先は無理なんじゃないかな?急がば回れで道道41号線を走って蛾眉野町へ向います。

 

やっぱり遠回りは正解みたいで、矢別ダムから15分程で到着。さあ、『白樺の樹液おじさん』の山を目指しましょう。この林道には殆んど雪が無いので走り易い。雪解け水でメイトはドロドロになっちゃってますけど・・・去年も何度となく訪れた糸川林道入り口到着。小休止して(セ○ン・イレ○ンのブラックサンダーを食べた)さらに前進。そしたら、あれれ・・・


前方にトタンで作ったバリケードが林道を塞いでいるじゃありませんか?林道途中にトタンでバリケードを作ってあるというのは、どう考えても林道を管理するお役人のする事ではないはずです。きっとこの辺りの山の持ち主が何かの理由で通せんぼしているのでしょう。バリケードを見てみるとロープで縛ってあるだけで、簡単に外す事が出来ます。『白樺の樹液おじさん』の山は、ここから歩いて15分程なので歩いて行く事にした。歩きながらどうして一般車が通れる林道に、トタン板で通せんぼしているのか考えてみた。

 @林道が決壊している等の危険がある。

 A不法投棄の抑制または山野草の盗掘防止。

 Bこの先でプーさんが出て危険である。

 そのぐらいしか思いつかなかった・・・

 Aは、やろうと思えば出来るので×かな?


途中、クマゲラが開けたのか?木に立派な穴が開いていた。

   

福寿草も満開です。 もう少しすれば、今度はキクザキイチゲやカタクリのジュウタンができるでしょう。

・・・んっ、あれ・・・また、動物園の臭いがする・・・まさか・・・一日に二度もプーさんに遭うってか・・・

今歩いている林道は、この先大きく右カーブしています。その先から動物園の臭いがしているようです。

ちょっと立ち止まって様子をみる。あらら・・・微かですが、足音が聞こえてきた・・・動物園の臭いは益々鼻を衝いてくる。

足音が次第に大きくなってきた。どうやら複数みたい。大きな足音と小さな足音を確認できます。もし子連れの熊ならかなり危険。さっきから音を聞く合間に熊鈴を鳴らしたりしていますが、全くその足音は歩みを止める様子はありません。







 そして、いきなり現われた!






   

ブタだった・・・なんで?



親ブタと3匹の仔ブタです。そういえばこの先に、小さな豚舎があった。そのブタ達が遊びまわっているのでしょう。これで、トタン のバリケードの理由も判明しました。ブタ達が遠くに行かないようにしていたわけです。それにしても、かなりビックリした・・・いきなりプーさんに遭った時よりも、こっちの方が遥かに怖かったんです。プーさんじゃなくてブーさんで良かった・・・

気を取り直して『白樺の樹液おじさん』の白樺林を目指します。5分ほど雪の林道を歩くと白樺林到着です。


おじさんは予想通りいません。今回は去年、「この木から樹液を採ってもいいよ」って言ってくれた木に採取セットを差し込むのが目的なんです。

 
こんな感じ。 木を見ると微かに樹液が出ています。本来なら流れ落ちているはずなので、樹液を出すのはもう少し先なんでしょう。セット終了。これで今回の予定はすべて終了しましたが、吹上石を見られなかったので2時間以上も早く終わってしまいました。
 
時間もあるし、もう少しツーリングでもしましょうかね。まだ少し時間があるのでどこに行こうか考えた。 2時間も時間が余ってしまうとねぇ〜 ここは思い切って正反対の方向へ・・・ 早春の上磯ダムでも見てから帰りましょう。 道道41号線を戻り函館市内を抜け、北斗市上磯ダム到着。 ここも雪融けが早いようです。

   


 
ダム湖 。 釜の仙境へ通じる林道は、バリケードが出来て奥へは行けません。

 
雪は殆ど無いのですがね。  ちなみに一昨年は、4月初旬でもこんな感じでしたから、今年は雪融けが早い。


川は雪融け水が多くて釣りはもう少し先かな? そろそろ時間となりました。

今日はプーさんやブーさんに遭遇した変化に富んだ一日だった。 そして残念なのが吹上石を見られなかった事でしょう。

次回は必ず見ようと思いながら帰路についたのでした。

  吹上石へ戻る


戻る   HOME 

inserted by FC2 system