貧乏山

横津岳の大沼側に『貧乏山』という珍名な山があります。今日は夕方近くになって時間がとれたし、ちょっと何処かへ行こうかと思ってたら、たまたま『貧乏山』の事を思い出したのです。時間的に丁度良いので、行って見る事にしました。国道5号線から城岱スカイラインを抜けて近道をする予定でしたが、4月24日まで冬季閉鎖中だった。仕方無しに国道5号線を走り大沼着。

   
大沼から鹿部方向へ右折して軍川到着。 大沼側から城岱スカイラインに入ます。

 
ちょっと走ると左手にカリマ川林道入り口着。この林道を道なりに走れば『貧乏山』のはずです。

 
今年は本当に雪融けが早いみたいで、道端には全く雪が見当たりません。
ここでも林道道沿いの水溜りには、エゾアカガエルの卵があります。

 
さて、『貧乏山』とは、どんな山なんでしょう?カリマ川林道を走ります。林道に敷き詰められた砕石が特大サイズなので、走りづらいったらありません。TWのタイヤは接地圧が低い泥濘地向けですからメチャクチャ滑るんです。ソロリソロリと進みましょう。

 
またカリマ川林道の標識が出てきた。 少し走ると右手に【楢山軍川林道】の標識とゲートがあります。

この林道を走れば城岱スカイラインの大沼側7合目辺りに出ますが、今回はパス。ここから先は初めての林道なので、景色を楽しみながらゆっくり走ります。それにしても雪がありません。

 
三叉路へ出ました。  地図で見ると右(道なり)でしょう。 カリマ川を渡り、林道は貧乏山への登り坂となってきました。

 
今日は花曇で残念ながら絶景ではありません。 それでも大沼や駒ケ岳が見え、なかなかの景色といえますね。

 
振り返って見ると貧乏山の山容は伐採でハゲ山状態。植林が行われているようなので、数十年先には緑の山となるのでしょう。貧乏山へ続く林道の登りが緩くなってきました。そろそろ頂上付近かな?

 
林道が貧乏山を巻いて南側へと続いた頃「地球環境保全の森」って看板が出てきた。この辺りからチョット歩けば貧乏山山頂?のはずでなんですが 「地球環境保全の森」の看板右手は、ネマガリダケを刈り払って植林されています。この辺りのどこかに貧乏山頂上の三角点があるはずです。せっかくここまで来たのですから、探してみましょう。

 
植林地の入り口には土で出来た階段がありました。 どうやら林業以外の人が来ても、歩きやすいようにしていると思われます。土の階段を上がり30m程進む。一旦、大沼が見える北側へ歩きます。植林は南北に伸びて幅は5mほど、それが縦に何本も虎刈り状態で伸びています。虎刈り5本目ぐらいかな?北側の植林された場所の末端に三角点発見。

 
ここが貧乏山山頂です。 花曇りとはいえ、なかなかの景色。 しばしマッタリします。時間はありますが、夕暮れも近づいてきたから帰りましょう。次回はこの林道の奥地へ行って見ようと思っています。何しろ地図では、この先のスキー場を横切り駒見林道へ抜けられるかもしれません。という事は、駒見林道からアヤメ湿原を通り函館へ帰れる訳ですからね。今回は春の風物詩?ブヨの攻撃を受けながらの貧乏山散策でした。次回からは蚊取り線香持参でしょうね。


おまけ

貧乏山の帰り道、そばにある吉野山へ寄ってみた。


そういえば、ここ吉野山へはもう三十年以上来ていなかった。

当時、私が通っていた函館の小学校では、ここが冬のスキー遠足の場所でした。スキー遠足では、スキー組とソリ組に分かれて滑ります。身長がすぐ伸びる小学生にとって、すぐにスキーを買い換えられる親を持つブルジョア階級(死後か?)の子供がスキー組でプロレタリア階級(おおげさです)の子供がソリ組です。ソリ組は一番下のゲレンデからソリを持って緩斜面の上まで登り、そこから下まで何度も何度も滑っていました。

スキー組は腕前によってさまざまで、ソリ組と同じ場所を滑るか、その上のジャイアントコース(だったかな?)等を滑っていた。今も覚えているのが、スキー遠足で初めてこのスキー場へ来た時の事。私は田舎で使っていたスキーを持参して行ったのですが、何やら他のスキー組のメンバーとはスキーが違っていました。みんなはかかとが固定される現在とほぼ同じ原理?のスキーで、私は長靴に革のバンドでつま先とかかとを固定するタイプでした。要するにかかとが浮いて、歩くスキーみたいな状態なんです。

滑り出すと他の子供達は、上手い子供は上手いなりに、下手な子供もそれなりに滑っています。私はというと、曲がるたびに膝を曲げ、曲がる方向の反対側のスキーを前へ押し出す滑り方をするのです。これはテレマークという滑り方なんですが、当時の小学生の子供達にはそんな滑り方を知っている子供は誰一人いません。スキー靴も無いし、ただの長靴で滑るスキーなので「田舎者のスキーだ!」とみんなに馬鹿にされて全然楽しくないスキー遠足でした。家に帰って親にスキーをおねだりしたが、買ってもらえるわけもありません。

当然、次回からはソリ組になってしまったという、あまり楽しくない思い出です。


その吉野山スキー場も現在は閉鎖されており、山頂から続く二本のコース跡を見ることができるのみとなっています。吉野山へ近寄ってみると、どうやらそのコースも木が生えてきている様子。植林なのか自然に生えてきたのかは分かりませんが、今はゲレンデとして使用できないようです。



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