赤川、名無し沼探訪

今日の日曜日はドロンとした曇天。妻は新車の練習だって出かけたから私一人残された。天気はあまり良くないから遠出は無理。それで以前から気になっていた赤川奥地にある名無し沼探訪に行ってみる事にしました。コースは桔梗から中野ダムへ抜けるコースで赤川林道へ入ります。

   
ここ数日は雨ばかりなので林道はドロドロ状態です。 赤川林道からいつもの渡河コース
今回は長靴を履いているのでカッパ釣る(足を濡らす)事もなく無事渡河完了。

 
この林道は一年ぶりに走りますが、倒木が多いね。 袴腰岳登山口には2台の車が停まっていた。今日の天気だと山の上は雲の中なので、登山しても楽しくないんじゃないだろか?などと余計な心配をしてしまいました。

 
案の定、林道も雲行きが怪しくなってきた・・・さて今回探訪予定の名無し沼ですが、この沼は・・・地図で説明した方が早いので見てください。何度かこの沼が見えるはず?の林道を走っているのですが、気に留めていなかったので今まで知りませんでした。

 
@の分岐がこの画像です。左折がアヤメ湿原方向で直進が名無し沼方向。分岐を過ぎると殆ど雲の中・・・気温8℃久々に寒い。名無し沼はすぐそこのはずです。今日みたいな見通しの効かない時は地形図を見ても現在位置が大まかにしか分かりません。GPSとは便利なもので、メートル単位の誤差で分かるのは有り難いものです。名無し沼まであと200m程度のはず。う〜ん・・・この辺りだと思うけど・・・あっ、林道右側、ガスの間から微かに見えてきた。

 
今回は沼のそばまで行こうと思って鎌持参ですけど・・・藪がガスでべしょべしょに濡れているからどうしよう?それでも少しだけ藪を漕いで近づいてみます。雑草なら鎌が効くけどササだから無理みたい。それにね、こんなにガスがかかっているんじゃ近づいても楽しくありません。なのでここから一枚パチリ。

画像で分かりますかね。幅20m長さ100mほどの沼でした。一応目的は果たしたので元来た分岐に戻ります。さてどうしようかな?このまま帰るのももったいないから、もう少し進んで城岱の沼の入り口でも見つけに行く事にしました。

 
この分岐、右側の廃道が名無し沼からの林道と合流する分岐です。 本線は直進ね。

 
それにしても視界悪い。                    アヤメ湿原の分岐到着。

 
通行止めのロープが張られていました。寅の沢方向にもロープありです。20年前は城岱の沼へ続く細い林道があったんですが、やっぱり今はありません。藪漕ぎするしかないみたい。途中に廃道があって入ってみるも沼から離れて行くだけでした。こういう時はGPS様々です。今日の天気では、これ以上行く気しないからパス。

 
あれ林道脇の木・・・杉の木だと思ったら・・・これ電信柱です。亀田送電線跡なのでしょう。一応目的も果たしたし、妖怪ブルブルに取り付かれてきたから引き返す事にします。

 
 帰りは赤川分線林道経由、途中の川でドロドロに汚れてしまったTWの泥を少しだけ洗い落とした。

 
 本当はね、こんな景色を見ながらおにぎりを食べたかった・・・今回は無理なのでこれにて終了です。


  番外編『メイトのお父さん』

先日、メイトで白沼訪問した時、タウンメイト90が林道脇に停まっていました。このメイト90は、少し普通のメイトとは違っていたので気になったんです。白いハンドルガードが付けられて、車体各部に小改造が施されていましたから・・・乗ってる人はどこにいるのか?見当たりません。メイトの荷台には大きなボックス(かご)が付けられており、そこからフキが見えてたから山菜採りに間違いないでしょう。案の定、メイトのそばの藪がガサゴソ動いて、白いヘルメットが少しだけ見えた。

白沼からの帰り道も、このメイトは新中野ダムの広場に停まっていました。後ろのボックスに沢山の山菜を積んで・・・そして今回もガスで真っ白状態の中、アヤメ湿原方向の林道からトコトコあのメイト90のお父さんが現れた。人の事は言えませんがね、ガスで真っ白な中、一人メイトで山菜採りの為にこんな山中までやって来たようです。

 
私が会釈すると、そのお父さんも軽く挨拶をしてくれて、そのまま何事もなかったようにガスの中、函館方向へ消えて行きました。後ろのボックスからフキの束をのぞかせてね・・・20年後の私もきっと、このお父さんみたいになっているんじゃないかな?


戻る  HOME   2009年06月14日
inserted by FC2 system