新春キャンプ

 いつもの場所は、年末も除雪していた。そして、年が明けた元旦も時間を作って除雪に行ってました。最近思うが、キャンプが目的というよりも、このキャンプ地へ至る道の除雪がメインというほど除雪が楽しみになっています。でもね、やっぱり除雪したらキャンプしないと意味がありません。というわけで新年一発目は、1月2日にキャンプへ行って来た。当日の天気は、朝から強風と若干の雪ですが、予報では午後から晴れ間が出るらしいので、それに期待してです。もし大荒れになったら撤退も覚悟の上ね。

   

 日中がプラス気温だから雪が融けてザクザクの道です。左上の画像通り真っ直ぐ走ろうとしてもハンドルを取られて千鳥足って感じ。それでですがね。雪道をバイクで走るようになって38年目になるけど、クロスカブを買ってから、自分の中で否定し続けた事があるんです。それは、一昨年雪道を走らせた時から感じていた事です。今まで20年以上ボトムリンクのカブに乗り、そしてメイトに17年乗ってたのと、雪道に対するクロスカブの乗り味が全然違う事でした。とまあ、オブラートに包んで書いてもしょうがないから、ぶっちゃけ書くとクロスカブは雪道走行に弱いって事です。

 今までの旧カブ型バイクよりパワーがあるから、そのせいだと否定し続けてきたが、やっぱり違います。クロスカブは旧カブより雪道に弱いバイクなんです。理由は、よく分からないが、旧カブやメイトの方がジオメトリーとかアライメントがしっかりしてる・・・と書いても自分自身よく分からない。分かりやすく書けば、現時点で私が思うのは、フロントフォークや車体の剛性の良い事が返って仇となってるという事かな?と思ってます。

 というのも、今までの旧カブ型バイクは、剛性の低いボトムリンクのサスペンションなので、雪にタイヤが取られるとすぐ転びそうになる。するとすぐ足を出すなり、減速したりしてバランスを取って転倒を回避出来ます。そして転倒回避後、また走り続けられる。言い換えれば、旧カブは雪道で安定してるって事です。(というか旧スーパーカブは偉大だった)それがクロスカブだと、もう少し限界が高いので、雪にタイヤを取られても少しだけ安定して走ってしまいます。その後すぐに限界が来ます。この限界点に来た時に足を出すなどしてバランスを取ろうとしても、立て直すタイミングがすでに遅い事が多く、当然、転倒率が上がるのでした。

 でもね、クロスカブが雪道に弱いから、林道等でもダメかというと、決してそんな事はありません。旧カブ型バイクよりストロークのあるサスペンションで安定して走る事が出来ます。ボトムリンクの旧カブ型バイクだと、すぐにサスがボトムしてゆっくりしか走られませんからね。(その分低速での安定性が良い)もちろんクロスカブが速く林道を走られると書いたところでオフロードバイクのそれには遠く及びません。クロスカブの雪道性能の低さを踏まえて、ゆっくり走り、路面の安定した場所で速度を上げれば旧カブ型よりも目的地到着時間は短くなるというのが今のところ結論でした。 とまあ、クロスカブのお話はこれぐらいにして、いつものキャンプ地へ到着。


 雪の予報も出てるのでタープを小川張りして、タープ下でも炭火料理出来る空間を確保します。そしたら突風が吹いてタープのペグが2本飛んでしまった・・・仕方ないから川の石でタープのロープを固定します。これね、今は良いけど、しばらくすると凍り付き、取れなくなります。そしたらハンマーで石を叩くかして取るんですけど、石が割れて自分に欠片がぶつかると痛いのでやりたくないが、この際しかたありません。石で固定しました。テント設営が終わったので、恒例のウサギさんの記念撮影ね。


 前もって薪や炭を持って来てますから、それを雪山から掘り出してと・・・夕食の準備にかかりましょう。


 今回の新兵器は、バーベキューコンロと火吹棒ね。コンロの大きさがA4サイズなので一人用としてはオーバースペックですが、寒ければ焚き火も出来るから良しとしました。折りたためばA4サイズで厚さ4cmぐらいだから、バイクでもそれほど苦になりません。


 火吹棒は、予想外に効率が良く、これから標準装備にできそうです。さて、炭火も良い塩梅になったので「おせち」の残りが夕食となります。


 暮れからご馳走を食べてたので、今回は食より焚き火と炭火をメインにして、一度やってみたかった『焚き火V.S炭火』対決です。要するに焚き火と炭火、どちらが暖かいかって事なんですけどね。カロリー的には焚き火に軍配が上がるのでバーベキューコンロの方が大きいというハンデをつけての対決です。焚き火の方は、最近メインで使っているプチかまどS1ね。


 もう一つ、今日お目見えしたのが100均で3本100円だったバーベキュー用鉄串。これを一本使って火かき棒(デレッキ)にしました。これはこれでなかなか良かった。いつもは適当な流木を火かき棒にしてますが、冬は適当な木の棒ってなかなかありませんので。まだまだ時間があるから、キャンプじゃないと飲まない(飲めない)スタバをのみながらゆっくりやりましょう。


 予定通り、満月に近いお月さんが出てきました。20:00頃まで2時間程マッタリしてました。すると、拙ブログへコメントを頂いていたCopper mine8さんが陣中見舞い?にやってきたんです。いつもなら自動車のヘッドライトやエンジン音がするから遠くからでも分かるんですけどね。なんとCopper mine8さんは、道道41号線沿いの林道入り口に車を停めて、ここまで歩いて来たそうです。バイクのタイヤ痕があったから、私が居ると思って来たそうですが、約1km強ありますからね。地味に怖かったと思います。


 そして、差し入れになんとお刺身とコーヒーを頂きました。私は自分の分しか食料品を持ってないので、申し訳ないけどホッケをご馳走しただけでありました。小一時間ほどCopper mine8さんとお話後、また道道まで歩いて帰るから、私も道道に出るまでお見送りしました。


 Copper mine8さんをお見送り後、深夜まで焚き火と炭火で暖をとりボーっとしてたが、炭火は遠赤外線で暖かいし、焚き火は炎の熱がダイレクトに来るから暖かい。まあ、どちらが暖かいかといえば、焚き火は雪を融かして川原の石を露出させている事で分かりますね。深夜になると無風となり、深夜便のラジオを聴きながら2:00頃まで焚き火をしてました。


 翌日の日の出は7:00頃なので、その時間まで爆睡です。朝の気温も-7℃程度なので、素手でもそんなに寒くありません。今日は野暮用が若干あるので朝食は、トマトジュースと月寒あんぱん、味噌ラーメンでパパッと済ませて撤収です。


 帰りたくないけど仕方ありません。また来ましょうという事で2018年1月2〜3日の新春キャンプ終了なのでした。


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