大金鉱山探訪

 GW前半に風邪を引いてしまいキャンプツーリングに行けませんでした。そこで、GW最終日(7日)にツーリングで探訪する予定だった黒松内町大金鉱山跡へ行く事にしました。
   
その前に黒松内町と言えば重滝なので6年ぶりに見てみましょう。途中、黒松内岳登山口の手前に倒木があったが、座高が高い倒木なので難なくクリアです。


道端には、ヤチブキ(エゾノリュウキンカ)とバイケイソウが生えていたから、この辺りは同時に春が来るんでしょうね。そして大栄金山も以前お話しました。今日は、ここも見ようと思ってたんですが、藪を見ると数匹のダニが目に留まってしまったのでビビッて止めた。


ぽんたさんの名言に「登山嫌いの登山口好き」とあるけど、黒松内岳登山口までは、座高の高い倒木以外に障害物はありませんでした。その先の重滝までは雪崩跡と落石があり、若干の土木工事後に通行しました。右上画像は、工事後ね。


落ちたら千尋の谷ですから要注意で通行後、重滝見学。以前見た時より大きく見えたのは、水量の関係でしょうかね。


さて本日のメインである黒松内町「大金鉱山跡」へ向かいましょう。入口はここでホンダの看板が目印でした。『南後志をたずねて』に大金鉱山について詳細に書かれていますが、昭和の初めに出来た金山で、最盛期には、年約190tの金を産出してたそうです。今回探訪したのは、金の鉱石を精錬する施設である精錬所だそうです。ちなみに本日は晴天ですが、空が白く見えるのは黄砂のためでした。


舗装が終わるとダートになるが、道の真ん中にイタドリの新芽が生えているところを見ると、夏場は藪漕ぎ道路になってるでしょう。しかも、付近は牧場や牧草地だし、人里が近いにも関わらず、落し物がしっかりありました。こういう人家近くのプーさんは、危険度が高いから気を付けないといけません。


ダートを1kmも走らないうちに石垣が現れました。葉に隠れて見えづらいですが、6〜7段の階段状ピラミッド、はたまた西洋の城郭を思わせる精錬所です。


すぐ横に沈殿槽らしき施設があるが、水自体は、汚染されてないみたい。なにせマツモムシが沢山背泳ぎしてましたからね。これだけマツモムシがいるという事は、捕食出来るエサが豊富にあるんでしょう。ちなみにマツモムシは、カメムシの仲間ですが、鋭い口吻を持つので刺されるとハンパなく痛いです。


さて、精錬所を見てみると幾つもの開口部が見られますが、鉱山マニアじゃないので何のための物かよく分かりません。


開口してるが、行き止まりというのもあるし、なにかの基礎部分なんでしょうかね?


では、上から見てみましょうか。 クロスカブの写ってる左側のコンクリートも何かの基礎だったんでしょう。


2階部分から上の空撮ですが、本当に西洋の城郭と言われれば信じてしまいそうです。


下の方に、丸い開口部も見られるし、上部には神殿のように見える施設もありました。


そして、最上部はコンクリートで覆われているように見えます。


偵察機の元動画を載せておきますので、興味があればご覧ください。(解像度を上げてますから全画面をお勧めします)

あまりにも不思議で見飽きない建造物なので、お昼ゴハンまでここで食べてしまいました。

探訪後、来た道を引き換えし、次の目的地『蘭越磯谷線』を通ってみます。ここは一昨年来てました。


最初は見通しが悪いんですが「叩けばよくなる法華の太鼓」で、だんだん絶景に変わる全線舗装の林道ですからロードバイクにもお勧めなんですけど・・・


GWにもかかわらず、誰もいませんでした。 勿体無いわ。


ここもいるみたいで・・・  約8kmの舗装を楽しめましたね。ちなみに、メイトのつもりでカーブを曲がったら、いつもならステップやセンタースタンドが路面に軽く接地するはずなんですが、クロスカブにはそれがありません。低次元ながら舗装路のコーナーリングも楽しめたという意外なオマケもありました。


一旦国道5号線へ出て相生線も通ってみたけど、以前お話してるからパスします。そのまま八雲町まで南下して、今は無き『長谷川念力パワー』の看板から入る黒岩黒咲線も通ってみたが・・・


ここは、林道探訪じゃなくてタラノメ採りなのでした。この林道は、タラノメが点在してるので、私には丁度良い量が採れるんです。


本日の〆は、八雲町奥津内川で若干の川遊び・・・と言っても6月まで禁漁河川ですから、魚と水生昆虫見学程度です。

というわけで、本日の走行距離377km 燃費61km/L 結構林道を走ったつもりだけど、やっぱり凄い燃費でした。



戻る   HOME   2017年05月07日 

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