雪中キャンプ

 真冬になっら雪中キャンプに行く事に決めていた。そのために偵察やら林道除雪と3回も行ってるんだから決行しなければ無駄になる。そんなわけで仕事が早く終わった1月16日(土)に行ってきました。と言っても出発は15:00を回ってたので、現着してから日没まで1時間程度しかないから大急ぎなんです。なにせ除雪の後から降雪があり、林道の除雪と川原へ続く踏み跡の除雪が待ってますのでね。
   
函館市蛾眉野町までは、フラットな路面だから40km/hぐらいで行けました。林道に入ると・・・やったね!除雪していたので手間が省けます。


あとは、林道から川原までのみ。この作業は10分程で完了。 先日、ブログにメイトのタイヤチェーンの延命方法を書いたが、その後、この場所へ除雪に来た帰り道にあっさり切れてしまいました。(50km以上は持った)チェーンが無いと川原へ下りたら上りで難儀しそうなので秘密兵器投入です。それが右上画像のフリッツ・フォン・エリック鉄の爪。これ、靴用簡易アイゼン?です。かなり前に買って、お倉入りしていた道具なのでしたが、思わぬところで日の目を見た感じ。たった2個しかないが、川原からの試し上りでタイヤが180度毎、これが地面に当たるとグッグッと上ってくれたので、上りの不安は消えた。


薄暗くなってきたので準備を急ぎましょう。川は結氷状態で、川原は真っ白です。相変わらず鹿さんの足跡が見られた。


私の雪中キャンプの必需品がこれ。20年以上前から使っているダイローブという防寒作業手袋。これで手が冷たくなる事は、ほぼ解消されました。当時は、雪中キャンプの発展途上段階だったので、氷点下20℃でも短時間だが、素手で物を取ったり触ったりしていた。だからって別に異変は無かったのでしたが、その後、家に帰ると手がかゆい、お湯で手を洗うと痛い。という現象を経験してました。要するに凍傷の一歩手前段階というか、軽い凍傷にかかってたんです。それから鼻水もそうです。常温だと鼻水がツーと垂れそうになったら気づくでしょう?ところが鼻の周りが寒さで麻痺すると鼻水が垂れてから気づきます。この状態の内に何とかしないと凍傷になるんでしょう・・・きっと。 

ややっとテントを設営しました。今回のテントはダンロップVL11(廃版)という一人用登山テントです。経験上、冬のキャンプに冬用テントは必要ありませんが、ベンチレーター(換気)は必要なので、登山テントはベストでしょう。それと大きさも必要最低限の大きさの方がテント室内は暖かかった。登山用テントとして珍しい長辺が出入り口なので登山者には不人気みたいだが、長辺側出入り口の方が前室を広く取れるから、私は、こちらの方が良い。ちなみに登山用のテントが短辺側に入口が多いのは、崖なんかの狭い棚にテントを張った際、短辺側が出入り口でないと棚が広くなければいけないからだと思います。

それと、氷点下二桁を想定し、水筒にお湯を入れてきました。これでイチイチ凍った水を融かす必要がありません。 それから、不用意に素手で作業した場合の暖として“使い捨てじゃないカイロ”(ハクキンカイロの類似品)持参です。これ、実に優れもので、使い捨てカイロの13倍の熱量があるとか・・・それはどうでもいいが、とにかく暖かく、お腹に入れてもシュラフに入れても良い。使い捨てじゃこうはいかないという必要最低限の暖を取れる昭和初期からの名品です。


夕食の準備をしてる間に氷点下二桁になってしまった。まあ、今回は-15℃ぐらいの気温になるだろうという想定なので大丈夫。(今はね)


夕食は七輪焼肉。その前にネギを大量に焼いて食べたけど、七輪で焼いたネギの方が甘くて美味しいぐらいだった。この炭焼き道具もいろいろ使ってみました。軽い物、大きな物、組み立て式の物と使ったが、私の結論は『飛騨コンロ』になりました。重いし(約1kg)かさばるが、この趣が最高です。しかも、焚き火の難しい時でも炭火で暖を取れますからね。 飛騨コンロは、これで三代目、数年使うとパカッと割れたりして買い換えてますが、値段は1000円チョットなので費用対効果は抜群です。食後は、キャンプじゃないと飲めないスタバね。


ここはスマホが使えるから外伝を更新してと・・・ 更に気温が下がってるから、おしるこを食べて温まりましょう。


あれ? ダウンの表面が凍り付いてる。この現象を起こすのは−15℃ぐらいのはずです。 しかも吐く息がヘッドライトの明かりでダイヤモンドダストになってキラキラ輝いてるじゃありませんか。想定外だが、まっイイでしょう。放射冷却が予想されるけど、その良い副産物として星がやたら綺麗です。冬の大三角形のペテルギウス・シリウス・プロキオン、そして昴、M42、M31、アルデバラン、カペラと冬の星々が全員集合してます。1時間ほど空を見てたら鼻毛が凍る感覚が出て来た。


なるほど・・・−20℃ならね。 この温度で外に長居して体を冷やすと寝られません。まだ22:30だが、テントへ入りましょう。いい気になってスタバのコーヒーを2杯も飲んだせいか、オシッコが近く2度も起きてしまいました。昔、こういう寒い時には、尿瓶(ポリ容器)を用意したもんです。なにせ一回テントから外に出て用を足すと体が冷えてしまうので、寝るまで時間がかかってしまうし面倒だから、そういう横着を考えて実行してた。


シュラフで寝てる時思ったんです。このシュラフも買って20年も経つからロフト(膨らみ)が減ってきて今日は少し寒いのかな?だからって、こういう温度にパンツとTシャツだけで耐えられるシュラフは今の経済力じゃ無理。車だと二重シュラフとか出来るが、積載量の限られたバイクじゃダメだわ。って事で、珍しくダウンパンツにフリースとインナーダウンを着て寝た。 それから今回の最低気温は−15℃程度だろうと思ってシュラフシーツを持たなかったのも原因だった。そして朝、起きるとシュラフは霜で真っ白け、もちろんテント内も霜で真っ白だった。なんぼ冷えたんだべ? テントから外へ出て川を見たら、昨日流れていた部分も殆ど凍結してた。


寒いから、すぐに防寒パンツを履いて時間を確認すると、スマホの電池が9%に減っている。全然使ってないから、寒さで容量が減ったんでしょう。というか、この寒さでもスマホは使えるって事ね。


カップも真っ白だし、恒例の朝カレー用レトルトも凍り付いてた。


メイトも真っ白、温度計を見て驚いた。 -25℃だった。 この温度は初体験。 深呼吸してみたら鼻毛みんなが針みたいになった。そして、息を吐くと水蒸気が口から出ない。普通は口や鼻から白い息が出るでしょう? おそらく、空気中にある微粒子に口から吐く蒸気が結合したとき白い蒸気となって見えるので、微粒子が無い状態なのだと思われる。という事は、それくらい不純物の無い綺麗な空気なのかな?


日が昇ると気温が一気に上がってきました。 太陽の光が暖かく気持ちいい。 一気に15℃も気温が上がったのでポカポカです。(-10℃だけど) メイトのエンジンをかけて暖気しておきましょう。キック10発ぐらいでかかって、出発まで1時間ほど暖気したが、油温は60℃にもなってない感じ。


朝カレーを食べたら撤収して今回の雪中キャンプはおしまい。 函館市内も冷え込んだようで最低気温は-10.6℃でした。


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