鶉界隈の林道

 厚沢部町鶉(うずら)界隈の林道を見てみる事にした。 出発時の朝の気温が0度付近だったから、国道227号線の日陰部分がブラックアイス状態で、林道よりもそっちの方が大変でした。
   
鶉ダムを越して、国道227号線から道道795号線へ入る。この界隈に至っては氷点下なので、道路脇も霜で真っ白です。寒さ自体は真冬でも走ってるから問題ないが、TWのタイヤは夏タイヤですからオズオズと前進します。


まずは共和地区にある相生マイクロ線に行ってみましょう。ここは何度か挑戦してますが、ゲートが閉まってて行った事がないんです。地図では700m近い高度まで上がれるし、遮るものがないはずなので絶景を期待出来るんですけどね。『地図@』にゲートがあるが、開いていたので入ってみます。路面は簡易舗装で全く問題なしと書きたいが、ブラックアイスの上、台場山へ続くNTT管理道路同様に、道全体が苔むして滑るんです。


とまあ路面状態は良くないが、約5.6kmで到着。『地図A』 景色は思った通り良かったし、乙部岳も近くに見られた。


続いて『地図B』滝の沢線を通ってみます。滝の沢線自体は約7.1kmだが、分岐すべてを見ると結構な距離になるんですが、殆どは徒労に終わります。


試しに『地図C』に入ってみます。300m程で行き止まりとなり、その先に荒地が広がってるから、以前は畑だったのでしょう。


素直に滝の沢線を走りましょう。 ここは、簡易舗装が多いし、直線部分が多いから見通しも良く安心して走られます。 でもね、もうすぐ道道67号線へ出るという後半の林道脇にカボチャが落ちていた。そのカボチャが半分しかありません。誰かに咬まれ真っ二つになり、しっかり歯型が付いていた。写真を撮ろうかと思ったが、動物園臭が凄いから久々にビビッてTWを一時停止させただけですぐ発進して画像はありませんので・・・ 
そんなわけで『地図D』到着、約7.1kmの滝の沢線終了。


続いて、『地図E』の分岐が気になったので入ってみた。杉の伐採林らしく中々風情がある道だったが、700m程で立ち入り看板。なになにジャガイモシストセンチュウ侵入防止対策と書いていた。う〜ん・・・シストセンチュウですか・・・ それなら行かない方がイイね。シストセンチュウとは、ジャガイモに付く線虫です。って書いても分からない人が多いでしょうから簡単に説明すると、種類は違うが、ジャガイモに付くサナダムシだと思えばいいでしょう。もしくはカマキリの中に入ってるハリガネムシみたいなもので、ジャガイモの根に付いて食い荒らす大害虫です。シストセンチュウのシストっていうのは、メスゴキブリが持ってるタマゴ袋みたいなもので、環境が悪いとこれが冬眠状態になり、環境が良くなるまで何年も孵化を待てるのが駆除の難しいところ。


お次が鶉稲見線『地図F』へ入ります。まだ時間があるから、この林道の分岐は見られるだけ見てみます。『地図G』は、畑に通じて終了。


お次は『地図H』ここは1.3kmと比較的奥まで入られたが作業道で行き止まり。景色は良かったね。『地図I』地点には上里線との分岐があるから右折してそっちへ行ってみます。


直線ばかりの林道で、約2.0km地点に出口側の看板。『地図J』 ついでだからそばの分岐『地図K』も入ってみたが、0.3km地点の路面崩落で終了。未舗装は『地図L』意養川(いやしないかわ)沿線まで続いてた。


また『地図I』へ戻って鶉稲見線を走ります。『地図M』へ入ってみたが、ここも特記事項無しの作業道で道は自然消滅。


次が『地図N』ここは正解でした。約1.0kmの作業道だが見晴最高だし、そばにある丸山の全景も分かるし、乙部岳もくっきり。


続いて本日最後の分岐『地図O』へ入ってみた。ここは完全に廃道状態だったが、道自体は健在なので奥へ奥へと続いてます。枯れたウドやらタラノ木も多く、春は楽しいかもね。約1.6kmで終点になるが、来た甲斐はありました。その他の分岐は、立ち入り禁止と明記され、ロープが張れてていたので通りませんでした。 7kmちょっとの鶉稲見線だが、こうして丹念に見ると結構時間を使うので、今日はおしまい。 というか、TWによる年内の探訪はおしまい。



戻る   HOME   2014年11月23日 

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