冬キャンプ 

 久しぶりに雪中キャンプに行く事にした。というのも、ここ5年ばかり雪中キャンプはおろか、夏場でもキャンプに行っていません。 なので、私のキャンプ技術が錆び付くのを防ぐための冬キャンプです。(というか冬野宿) 今回は純粋な?キャンプなので、遠出はせずに近郊の野山がキャンプ地になります。正確な場所を書いても良いけど、夏場はプーさんの足跡を見かけるような場所なので書かないでおきましょう。

 さて、近場と言えどキャンプはキャンプ、2〜3日前からメイトのリアボックスを大型の物に換装させたり、キャンプ用品の点検や準備作業を行っていました。この作業が地味に楽しいのがキャンプです。(終わっての後片付けは面倒だが・・・)昔は雪中キャンプ仲間も沢山いましたが、今は誘ったら迷惑になりそうだし、自分のスキル維持のために行くキャンプなので、今回は一人で行く事にしました。大勢で行った時のお話はkamakaさんの所に書かれていますから、興味ある方はkamakaさんのブログをご覧ください。ちなみに、ブログの画像右上側のグレーの服を着て、小さく写っているのが私のはずです。 ここでの経験が、私の冬季キャンプツーリングの原点となっています。      

   
さて、林道へ入り、少し走ってキャンプ場?の川原到着。川原の積雪は30cm程です。メイトは林道脇に停めてキャンプ道具を現場へ運ぶ。

      
まずは、雪を踏み固めてテントサイトを作りましょう。凸凹はスコップで雪を埋めたり掘ったりして馴らします。この作業を怠ると、テントの床が水平にならず寝づらいですから、しっかりやらないといけません。まだ腕が鈍ってないみたいで、体が勝手に動いてくれたから、少しの時間でテント設営完了。

 
さて、もうすぐ暗くなるから、その前に晩ゴハンの準備にかかりましょう。気温は−7℃、ガスストーブの元気がなくなるからパワーブースターを装着します。これだと経験上、かなりの低温でも使える。でもね、このパワーブースターは、手作りの物なのです。ガス法でガスカートリッジを温めることは体温以外は禁止されているらしいから、もし真似をするのなら自己責任でお願いします。ストーブの下に板を敷くのは・・・説明しなくてもわかるでしょう? これ、冬季戦でのSマインの設置方法から学んだものです。(←こっちの方が説明がいるね)

 
料理の準備をしているうちに、辺りは真っ暗になってしまいました。今日の献立は、ホルモン鍋と豚汁、それとゴハンです。一人だから少し寂しいが、単独キャンプツーでは当たり前の事ですからね。私は、お酒を飲まないから食事をダラダラとしません。(出来ません) 30分程で夕食が終わり、後は自由時間であります。

 
テント左側(左上画像)が川なんですが、結氷していて渡れる程になっています。だからって渡りませんよ。ここは瀞場になっていて水深2mはあるから、落ちたら九死に一生スペシャル間違いなし。 

食後2時間程すると、鼻から息をすると鼻毛が凍る感覚が出てきた。晴れてるから放射冷却してるみたいです。しばし、寒さを楽しむ。今日は、晴天だから星を見られると思ったが、満月なので3〜4等星ぐらいまでしか観られません。それでもシリウス・プレアデス・アンドロメダやM42ぐらいは見えた。折角ニコンの双眼鏡も持って来たんですけどね。すると、ぎょしゃ座とふたご座の辺りから、幾つもの流星が見られたから、それなりに満足。

 
暫くすると雲が出てきて天体観測終了。その間、すぐに凍ってしまう缶コーヒーを熱燗にしておいたが、その水が凍りついてた。もちろんコーラもカチンコチン、温めておくのを忘れてました。

 
二桁温度になると、これだもんね!  小雪がちらついてきたからシュラフに入ってヌクヌクし、冬キャンプの夜は更けて行くのでした。

あとがき 

私が本格的な冬キャンプをしたのは1995年頃からだと記憶しています。それ以前は、凍えないで朝までテントの中で過ごす程度だった。冬に安眠出来る事が楽しくて仕方ない時期というのは、すなわち冬のキャンプ(ツーリング)全盛期でもありました。今は、すっかり回数が減ってしまいましたが、必要があればいつでも出動出来る状態を維持するため、これからも定期的に冬キャンプをしておこうと思います。


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