幸連沼と富山

 2008年5月に幸連沼の記事を書いた事があります。 あれから早4年が経ち、やっと幸連(こうれん)沼へ行ってきました。今回は、約1.5kmの藪漕ぎ廃道歩きで、バイクじゃ行けません。ここも城岱ノ沼同様、登山者じゃあまり行かないだろうし、林道ライダーもまず行かないでしょう。とはいえ、後でお話しますが、幸連沼を完全に見てきたか?と訊かれると微妙なのですが・・・

   
まずは、国道228号線幸連地区の先、札苅地区から奥へ入ります。すぐに新幹線の工事現場が現れて、その200m先が幸連沼入口の林道(廃道)です。

 
一応、TWで行ける所まで行こうと思ったが、200mも走らないうちに残雪と倒木で断念。 バイクを置いて約1.5km程歩きます。

 
いえね、今回は残雪があると思って雪かき用スコップや倒木用ノコギリもパワーアップした物を持参して来たんですが、次から次に現れる倒木と残雪だから歩いた方が絶対早いみたいです。

 
しかも、松林は下草が生えてないからショートカットで進めるしね。 500mぐらい進むと、完全に廃道状態となりバイクじゃ全く無理となりました。 やっぱり徒歩で正解だった。

 
んっ? 廃道の右側にキラリと何かが光りました。 なんだべ?人工的な物だけど何か分かりません。

 
左上の画像は、Y字型の分岐なんですが、最初分からなくて右へ行ってしまい戻るハメになりました。左に進むと完全な笹薮の廃道の世界。
実は、2012アイヌネギ採りの話にでた、大きなカニの出る山ってここなんです。しかも、幸連沼の伝説は、身投げした女性が大蛇となり、その姿を見た人に災いがあるというお話でありますが、その話もカニの話と同一人物から聞いた話です。 どうせこれも眉唾だと思ってたが、話自体は伝えられているみたいで、幸連沼の数少ない情報の中で、「ねりこ」さんのHP遊ぶべ!道南探検隊にも幸連沼の伝説が書かれています。この伝説と私が聞いた話が酷似してるから、おそらく伝説自体は間違いないのでしょう。

約1.4km程歩いたから、そろそろ幸連沼が林道脇から見えてくる頃です。 林道脇の高い場所から見てみたら・・・

     
どうやらこれが幸連沼。 長さ100m弱、幅15mぐらいの細長い沼で、水の中から木が生えているところを見ると、川の水がせき止められて出来た沼のような気がします。沼の伝説があるからマッタリ出来ないが、一応近くまで下りてみた。 途中残雪のため、ドロドロヌタヌタ状態で沼の岸辺に立てませんでした。あと一週間後ぐらいに来れば良かったって感じです。 

実は、我が家へ帰りグーグルアースの航空写真を見てみたら、私が撮った幸連沼の奥に本当の幸連沼があるらしい? しかし、2.5万地図で見たところとGPSでは、ここが幸連沼みたいです。地図では、手前に小さな沼があり、その奥に幸連沼があります。


パノラマで撮ったこの一枚の右上に、幸連沼らしい沼が写ってました。 って事は、幸連沼手前の沼を見てきたって事で終わりなのかな?
まあ、それは帰ってから分かった事で・・・

 
幸連沼探訪後、この笹薮を漕いで戻るのが、地味に辛かった・・・。

 
さて、まだ日も高いから、近くでちょっと行きたい所がありました。それは、富山(とみやま)という標高165.2mの低山であります。こんなに低いのに、山と名が付くんだから何かあるかも知れないと、前から思ってて、いずれ見てみようと思ってた。 そばを流れる亀川は、雪解け水で増水中です。ここはよく釣りに来たものです。

 
ここは2008・07・22の近場を散歩でも紹介しています。 林道は、松林の中を走るので、独特の香りがします。

 
分岐が現れるが、右→左→右と行けば、富山山頂?へ林道が近づきます。 途中、硫黄の匂いのする水溜まりがあったけど、鉱泉?

 
この辺の左側、30m上が富山だから、バイクを置いて行ってみましょう。 結構、高そうな場所だから、それなりの景色がみられるかな?

 
と、エッチラオッチラ登って、三角点付近に来たけど見通しはきかないし、ただの笹薮で終了。 途中の林道の方が、余程景色が良かったね。

あとがき

 今回は、おまけの富山は良いとして、幸連沼はもう一度、葉の無い時期に探訪し、奥に沼があるのか確認したいと思いました。


 戻る  HOME   2012年04月29日

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