五葉松北限群生地探訪

 少しだけ時間が出来たので、近場を散策する事にしました。 こういう時のために近場の散策リストみないな物を作ってあるから、行き先は即決。函館から厚沢部町へ抜ける国道227号線、中山トンネルの少し先にある五葉松北限群生地を見に行く事にします。(五葉松って要するに『盆栽』に使われる松って事です)

   
函館市内は青空が見える天気なのに、中山トンネルを過ぎると雲が低く「五葉松見えるんだべか?」って空模様。10年ほど前は、ここへ渓流釣りに通った事もある場所ですが、その時は五葉松なぞ興味ありませんでした。『地図』

 
林道は夏って感じ。 木々が鬱蒼としており、ちょっと停まっただけで蚊やら毒虫がわんさかやって来ます。 てなわけで、森林香を焚いて再スタート。 

 
左手に鶉川が流れており、川が右手に見える頃が五葉松群生地のはずです。 この林道は直線が多く、マッタリトコトコ走る私でも時々40km/hを越す高速走行(←私には高速なんです)が可能です。景色を楽しまないカッ飛びオフローダーなら15分もかからず行き止まりまで行けるピストン林道でしょう。

 
危険箇所はピンクテープが張られた一箇所のみ。プーさんの落とし物はあるから、これも危険箇所って事になるかな?この落とし物を見ると蝶や糞虫などがいっぱい付いていた。

 
そろそろ左手に見える川が右手に変わるはずです。この辺りから五葉松群生地なのですが、雲の中で殆ど見えません。山の天気は変わりやすいから、帰りには見えるかもね。

 
林道脇は綺麗に刈り払いされているとはいえ、前日まで降っていた雨のおかげで、林道は川状になった所もあった。 今は使われていない廃橋もあります。(画像右上)この先が現在使われている橋。

 
@画像の橋そこから少し進むとA画像の橋となります。ここの看板には『天然記念物鶉川五葉松自生北限地帯』と書かれていた。

 
五葉松以外にも、ミズナラやブナなどの巨木も見られ、滝も至る所にあり楽しく走る事ができます。

 
滝の他に、滑川やワビサビのある景色もある。 この辺りは渓谷状になっており、私のGPSはロストして役に立ちません。

 
ここが最終分岐(左本線)この先で行き止まり。 ちょっとした広場で小休止して戻りましょうか。『地図』


帰り道、雲が流れてくれて五葉松が少しだけ顔を出してくれました。


これが五葉松、本州では普通に見られる松なんでしょう。 北海道では、ここ厚沢部町と僅かの場所でしか見られません。 さて、帰ろう。と思ったけど、まだ1時間ほど余裕があったから木地挽高原経由で帰ります。

 
何度も訪れた木地挽山ですが、私は頂上を見た事がないんです。なので、三角点を見つけて今日はおしまい。


戻る   HOME   2011年07月18日
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